ブラキストクロネを使った速度の実験です。
直線が一番早いわけではないといった証明ですね。
【ブラキストクロネ】
ブラキストクロネ（brachistochrone）とは、物理学と数学で用いられる用語で、重力のみの影響下で質量が最小限の時間で移動するような曲線のことです。
古代ギリシャ語の「ブラキスト（最短）」と「クロノス（時間）」に由来します。
1696年に、ヨハン・ベルヌーイが国際数学界にブラキストクロネ曲線の形状を求める難問を提出しました。
この難問は、ニュートン力学の基本法則である運動方程式を用いて解くことができます。
ブラキストクロネ曲線は、抛物線であることが証明されています。
抛物線は、重力の影響下で自由落下する物体の軌道であり、そのため、重力のみの影響下で質量が最短時間で移動する曲線でもあるのです。
ブラキストクロネ曲線の応用としては、時計の振り子や、ロケットの軌道設計などが挙げられます。
ブラキストクロネ曲線の具体例としては、以下のようなものが挙げられます。
* 斜面の上を転がるビーズが、最短時間で下まで到達する軌跡
* 山の上から滑り落ちる物体が、最短時間で谷底に到達する軌跡
* 時計の振り子の軌跡
* ロケットの軌道
ブラキストクロネ曲線は、物理学や数学において重要な概念であり、さまざまな場面で応用されています。
