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アメリカで銃乱射が起きるたびに、
日本をはじめとした外の人たちは、銃規制が進まないアメリカはバカだと騒ぐ。
しかし、僕から言わせれば、銃を使用した事件が起きたから銃規制すれば解決するはずという短絡的思考こそバカの極みだと思う。
まず、なぜアメリカが銃を非合法化できないかの基本を確認したい。
すげー簡単に言うと、銃所持をはじめとした武装を一般人がする権利が憲法で保障されているからだ。
なぜ保証されているかというと、政府が暴走して市民が弾圧されたときに、悪い政府を倒す手段を市民が持っていなければならないからだ。
なぜ市民が持っていなければならないかと言うと、市民が主権者だからだ。
政府というのは、あくまで市民を調整する役割を担う機関なわけだけど、市民の調整をしてもらうためには政府に権力を預ける必要がある。
ところが人というものは、権力を持つとそれが自分由来のものではなくてあくまで一時的に預けられているにすぎないにもかかわらず、あたかも自分自身が偉くなったかのように勘違いして権力を振りかざすものなのだ。
あなたが勤めている中小企業のしゃちょさんや、零細企業の御曹司や、学校の体育教師や部活の顧問を見れば、そんなの秒でわかるべ?笑
あいつら、何も立派な人間じゃないのに、やたら偉そうやん?
だから、パワハラとか、ブラック部活とかあんでしょ??笑
はい、国家も同じですね。
アメリカはイギリスから逃げてきた人たちが独立を宣言して成立した国なわけで、つまり、当時の強大なイギリスという国に不満があった人たちで、ようするに、立派な国でも自分にとっては都合が悪い場合があることを実感してる人たちなんだよ。
だから、いざとなったら自分たちを守るために、「上の者」にも反旗を翻さないといけない。
けど、上の者というのは上手いことシステムを組んでるし、いろんな人を言いくるめる知恵を持ってるから、話し合いで解決しようとしても、そう簡単にはいかない。
ガキの頃は親の言いなりだったとして、小5くらいになってきて、少しは知恵がついてきて、うちの親ってめっちゃ変なこと言ってんじゃん?
って思っても、少し反抗したら親が殴ってきて、すんとして黙るわけじゃん?
それが、中2くらいになって、やっぱうちの親っておかしなこと言ってんじゃん?って思ったとき、親に言ってみたらまた親父殴ってきたけど、もう俺中2だし、親父のこと殴り返してみたら俺のほうが力強くなってて、意外と親父ひるんじゃって、おふくろは泣いてるし、なんなん、うちの家庭…
みたいな経験って、たぶんまともな大人なら誰だって経験あることでしょ??笑笑
(悪いが、反抗期がなくて幸せーみたいに言ってる現代の友だち親子とか俺は認めねーぞ!笑そんなのただの仮面親子だろが)
はい、ちょっと話逸れましたけど、要するに、正常に頭脳が発達し、知恵が付いてきたのなら、現状に対して必ずなんらかの不満が出てきて、その不満というのは言い方を変えれば改善だし、そうした小さな改善を繰り返すことが知恵そのものであって、それは生物学的には進化と言えるものですね。
さて、アメリカ合衆国は、当時世界で隆盛を極めていたイギリスという国に対しての「健康的な」反抗心が芽生えたわけですね。
そこで戦争をして、独立を勝ち取るに至った。
それが独立宣言なわけだけど、こうして自分たちの「国家」を作ったけれど、こんどはその国家だってイギリスと同じように暴走する可能性があるのだから、そのときのために自らを律する仕組みを作っておこうと考えたわけだよね。
それが、合衆国憲法修正第2条という形で明文化されていて、合衆国憲法修正第2条とはすなわち、市民に革命権を保障した条項、具体的には、武装の権利を認めるというもの。
だから、市民から武装の権利を奪うということは、国家の存続に関わる極めて重大なことで、銃の所持を非合法化するなんてことは簡単にはできないのだよ。
そういう意味では、僕は個人的には、銃所持の非合法化には反対。
もちろん、銃による犯罪がアメリカで後をたたないことは悲しい現実だけれども、そういう報道がなされるたびにアメリカの外の国の人はすぐに、銃を禁止しないアメリカは狂ってるとかと軽はずみに騒ぐのだけれど、市民が銃を持つ権利というのは、市民が市民に対して銃口を向けてよい権利なのではけっしてなく、放っておけば必ず暴走するに違いない権力者に対して、市民は必要であれば銃口を向けてよいという権利を保障するものであって、これは民主主義の根幹をなす極めて重要な要件であることを忘れてはならない、銃なんてなんで持つん?
とかアホみたいに口半分開けてほざいてる日本人を見ると、ならお前、自分とこの政府が暴走して人権弾圧とかしてたとしても、一言たりとも文句とか垂れんじゃねーぞ!?
てか、お前が勤めてるクソ零細企業のボンクラタヌキ社長のセクハラパワハラに愚痴とか一切垂れんなよ??!
と言って差し上げたいと思うんですよね、はい。