長さ1,624メートルにもなる世界最長のトレッスル橋をご覧下さい。

1900年代に建設された長さ1,624メートル、高さ95メートルにもなる世界最長のトレッスル橋です。
この橋はカナダにあります。

【トレッスル橋】
トレッスル橋とは、末広がりのやぐらのような橋脚で橋桁を支える構造をもつ橋梁です。
トレッスルとは「架台、うま」の意味です。

トレッスル橋は、長大なスパンをとることができないため、河川や海上に建設するのには不向きです。
しかし、陸上橋とすればトータルとしての使用部材量が少なくて済むことが特徴とされます。
また、自重が軽いことから軟弱地盤に強く、耐震性にも優れています。

トレッスル橋は、主に鉄道橋として用いられています。
これは、鉄道の重量を支えるためには、強度と剛性の高い構造が必要であり、トレッスル橋がその条件に適しているためです。

日本では、山陰本線の余部鉄橋が有名です。余部鉄橋は、1912年に竣工した鉄骨のトレッスル橋で、世界でも有数の長さを誇ります。
2010年に廃止されましたが、現在は観光スポットとして整備されています。

トレッスル橋は、その独特の構造と美しい景観から、多くの人々に愛されています。

トレッスル橋の特徴は、以下のとおりです。

・橋脚が末広がりのやぐら状に組まれている
・橋脚は短いスパンで多数設置される
・橋桁は橋脚に支えられる
・長大なスパンをとることができない
・陸上橋に適している
・鉄道橋によく用いられる
・強度と剛性が高い
・自重が軽い
・軟弱地盤に強い
・耐震性に優れている

トレッスル橋は、19世紀から20世紀初頭にかけて、アメリカで鉄道の普及とともに広く用いられました。
日本でも、明治時代から大正時代にかけて、多くのトレッスル橋が建設されました。

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