高速道路でトラックの後ろを利用してスリップストリームでスピードを出している自転車です。
かなりの速度で走ってはいますが、トラックがブレーキを掛けたら間違いなく追突しますね。
【スリップストリーム】
スリップストリームとは、高速で走行する物体の直後に発生する現象で、後続の物体は空気抵抗が減るため、より高速で走行することができます。
スリップストリームが発生する仕組みは、前方の物体が空気を押しのけることで、後方の物体は前方の物体によって押しのけられた空気の影響を受けます。
この影響によって、後方の物体は前方の物体よりも空気抵抗が減り、より高速で走行することができます。
スリップストリームは、自動車レースや自転車競技などのスポーツ競技でよく利用されます。
自動車レースでは、後続車が先行車のスリップストリームを利用して、先行車を抜き去ることができます。
自転車競技では、後続選手が先行選手のスリップストリームを利用して、先行選手との間隔を縮めることができます。
スリップストリームは、日常生活でも利用されています。
例えば、飛行機は、後続の飛行機のスリップストリームを利用して、燃料を節約することができます。
スリップストリームのメリットは、空気抵抗を減らすことで、より高速で走行することができることです。
デメリットは、後続の物体が前方の物体に近づきすぎると、乱気流が発生して空気抵抗が増加することです。
スリップストリームの応用例としては、以下のようなものが挙げられます。
・自動車レースや自転車競技などのスポーツ競技
・飛行機の燃料節約
・船舶の推進力向上
・風力発電の効率化
スリップストリームは、空気力学の重要な現象です。
さまざまな分野で利用されており、今後もさらに応用が進んでいくことが期待されています。
