イタリアで開催されるクラシックカーとヴィンテージカーのコンクール デレガンス イベント「コンコルソデレガンツァ」で最優秀の車両です。
Gyro-Xと呼ばれるこの2輪のプロトタイプは、フロントに取り付けられたジャイロスコープ(直径55cm)のおかげで、完璧なバランスを保ちながら走行することができます。
このプロジェクトは1967年に開始され、アレックス・トレムリスとジャイロスコープの専門家トム・サマーズによって設計されたようで、予算は75万ドル(現在の価値で約600万ドル、現在の日本円で約9億4千万円)でしたが、ジャイロカー社の倒産によりすぐに中止され、製品を完成させるための資金がなくなりました。
その後、Gyro-Xシャーシは複雑な歴史をたどり、ジャイロスコープも失われ、最終的にナッシュビルのレーンモーターミュージアムの手に渡立ったようです。